赤い果実が焦げ茶色の液体になるまでは。

カテゴリー │珈琲

赤い果実が焦げ茶色の液体になるまでは。


先日、ある珈琲屋を営む店主の方から
この本を勧めて頂きました。

珈琲農園から茶畑へと
変わっていたスリランカの経済事情から

「スリランカの珈琲農園を見つける」

という珈琲店主の思いが詰まった一冊。

珈琲農園を見つけることが出来たが
その後、栽培から出荷までの技術指導を根付くようにする事への苦労が描かれている。

コーヒーの実がなり
赤くなったチェリーを
均質な色になるように手摘みする。

その後は、皮を剥き、乾燥させる。

生豆を出荷する前の
欠点豆の選別。

これが値段を決定付ける第一の要因となる。

適正価格での取引を設定し、
持続的な取引を考えてる店主が
何度教えても改善しない部分だった。

ここが解決すれば、
欠点豆を最小限に抑え
コーヒー抽出への影響も抑えられ
チェリーがもつ本来の味を堪能できる。

一連の流れの意識と技術が高くなければ
「スペシャリティコーヒー」
として、私達は味わう事が出来ない。

いま「サードウェーブコーヒー」
という第三の波が表面化している。

このブームのキーワードは
「スペシャリティ」
と言われる、高品質な豆である事。

その豆が
どうやって作られ
コーヒー消費国として上位にある日本に
流通されてくるのか

プロセスを明確にした一冊

ぜひ、一度コーヒーを飲みながらでも
一読いかがでしょうか。





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